兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

明日は手控えムードか

明日は手控えムードか
日経平均の終値は前日比436円安の2万1341円で、先月9日以来の安値で取引を終えた。
前日の米株急落と円高進行を受けてほぼ全面安の展開に。米経済指標の悪化は日本のファンダメンタルズにも直接響くもので、輸出株以外にも売り物が広がってしまった。
 
終値(2万1341円)は25日線(2万1470円、3日時点、以下同じ)、26週線(2万1370円)、52週線(21364円)を下回った一方、13週線(2万1300円)や75日線(2万1276円)は上回った。
 
テクニカル的には、この辺りで売りが止まってほしいところで、今晩米国で発表される9月ISM非製造業指数や8月製造業受注が米国株の下げを食い止める材料になるかが注目される。テクニカルの節目でしっかり反転してくれば、追随買いも入りやすくなる。
一方、下げ止まらなければ9月の上げ分を打ち消し、8月安値の2万110円を試しに行く展開も想定される。
 
4日の東京株式市場は、手控えムードが続きそうだ。米国株式が経済指標の発表をきっかけに続落となり、東京市場もその影響を受けているが、日経平均株価の75日移動平均線(3日時点出2万1276円)や200日移動平均線(同2万1212円)などが、下値として意識されそうだ。
 
■テクニカル・ポイント(3日現在)
 
22641.21  ボリンジャー:+2σ(25日)
22421.96  ボリンジャー:+2σ(13週)
22418.56  ボリンジャー:+2σ(26週)
22098.84  新値三本足陽転値
22038.37  ボリンジャー:+1σ(25日)
21961.08  均衡表転換線(日足)
21903.03  ボリンジャー:+1σ(26週)
21894.50  6日移動平均線
21877.96  ボリンジャー:+1σ(13週)
 
21778.61  ★日経平均株価2日終値
 
21698.33  均衡表雲上限(週足)
21435.53  25日移動平均線
21387.50  26週移動平均線
21333.97  13週移動平均線
21273.61  75日移動平均線
21236.84  均衡表基準線(週足)
21218.67  200日移動平均線
21214.66  均衡表基準線(日足)
21183.16  均衡表転換線(週足)
21178.42  均衡表雲下限(週足)
20966.92  均衡表雲上限(日足)
20871.96  ボリンジャー:-1σ(26週)
 
ローソク足はマドを空けて陰線を引き、終値は急降下する5日線を放れたほか、9月4日以来約1カ月ぶりに25日線を下回った。ザラ場安値が75日線手前で下げ止まり、25日線が上向きをキープしたが、一目均衡表の転換線が下向きとなったこともあり、短期的な下落圧力の強さが窺える。
ボリンジャーバンドでは、終値が中心線を下回ったほか、RSIは中立圏中央の50%を割って47.78%(前日65.01%)に急落しており、短期的な下落トレンド継続リスクに留意したい。