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値下がり優勢、自律反発狙いの買い
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、自律反発狙いの買い

 
東証グロース市場は前日に下落した反動から新興銘柄には自律反発狙いの買いが優勢だった。国土交通省から実証案件を受託したQPS研究所など個別で好材料が出た銘柄への買いも支えになった。
ただ、指数は下げる場面もあった。日米の長期金利が上昇するなかでPER(株価収益率)が高いグロース市場銘柄の割高さを意識した売りも出やすかった。岩井コスモ証券の有沢正一投資調査部長は「日銀が国債買い入れを減らすとの思惑から国内の長期金利には上昇圧力がかかっており、投資家の警戒感につながっている」とみていた。
東証グロース市場250、グロースCoreも値を上げた。東証グロース市場250指数は小幅に反発した。前引けは前日比2.64ポイント(0.41%)高の642.76だった。
グロース市場では、データセクやトリプルアイが上昇した。一方、カバーやコージンBは下落した。
値上がり銘柄数224、値下がり銘柄数270と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではトリプルアイズがストップ高。ノイルイミューン・バイオテックは一時ストップ高と値を飛ばした。JRC、リグアなど3銘柄は年初来高値を更新。データセクション、ソーシャルワイヤー、サイバートラスト、INFORICH、ジェイドグループが買われた。
 
一方、アスカネット、ベースフード、ティーケーピー、アズーム、ENECHANGEなど30銘柄が年初来安値を更新。テックファームホールディングス、トランスジェニック、フィット、アジャイルメディア・ネットワーク、pluszeroが売られた。