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マザーズ指数は3日続落、利益確定
【市況】東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は3日続落、利益確定

東証マザーズ指数は前週末比28.75ポイント安の1018.61ポイントと3日続落した。
米国の一部地域で新型コロナウイルスの感染拡大により経済活動が再び制限され始めたことが、投資家心理を冷やした。直近の新規株式公開(IPO)銘柄を中心に利益を確定する動きが優勢で、フィーチャやロコガイド、コパなどが下落した。
 
26日上場したコマースワンは上場2日目の29日の12時53分、公開価格(1600円)の4.4倍となる6970円で初値を付けた。その後は初値を下回って推移する時間が多く、終値は初値を640円(9.2%)下回る6330円で取引を終えた。
 
きょう上場のエブレンは買い気配のまま取引を終えた。気配値を公開価格(1350円)の2.3倍となる3105円まで切り上げた。売り注文6万4500株に対し、買い注文は24万5800株で、売買が成立しなかった。
 
値上がり銘柄数。は35、値下がり銘柄数は283となった。
「新型コロナへの不安が高まり、機関投資家の買いが引っ込む中でも、話題性のある銘柄や値動きの軽い銘柄には個人のお金が向かっている」という。ただ、新興企業市場全体では値下がり銘柄数が値上がりの数を大きく上回り、手じまい姿勢の投資家が増えていることがうかがわれた。
 
個別では、窪田製薬ホールディングスがストップ安。GMOリサーチ、GMO TECHは一時ストップ安と急落した。フィーチャ、きずなホールディングス、コパ・コーポレーションは年初来安値を更新。アイリックコーポレーション、G-FACTORY、ネットイヤーグループ、ランディックス、ビープラッツが売られた。
 
一方、フィット、フルッタフルッタ、cotta、すららネット、Macbee Planetがストップ高。GMOメディアは一時ストップ高と値を飛ばした。SREホールディングス、GMOリサーチ、ギフティ、GMO TECHなど10銘柄は年初来高値を更新。ジェネレーションパス、ブライトパス・バイオ、東名、リグア、ピアズが買われた。