小幅安、円高警戒で
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【市況】東京株式(寄り付き)=小幅安、円高警戒で
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〜4日の日経平均株価は小動きで始まった。始値は前日比25円56銭安の2万1316円18銭。
前日のNYダウは122度ル高と3日ぶりに反発して取引を終えた。米9月ISM非製造業景況感指数が市場予想を下回り一時300ドルを超す下落となったが、追加利下げ観測が強まるなか売り一巡後は急速に切り返した。
前日の米株式相場の上昇と、外国為替市場での円高・ドル安基調の綱引きとなっており、相場は方向感を欠いている。
ただ、前日に日経平均が436円安と大きく下げていた日本株にも買い戻しが入りやすくなっている。株価指数先物の上昇につれ、ソフトバンクグループ(SBG)やファストリなど株価指数への寄与度が高い値がさ株が総じて堅調だ。
半面、米利下げ観測は外国為替市場での円高・ドル安につながる面があり、輸出株の重荷になっている。円相場は1ドル=106円台後半と、前日の日銀公表値(107円22〜24銭)と比べ円高方向に振れている。トヨタやファナックなどが売りに押されている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅下落で始まった。
個別では、三菱UFJ、みずほFGの大手銀行株や、東京海上、第一生命が軟調。武田、花王が続落し、関西電は値を消している。スクエニHD、三菱商、住友鉱、国際帝石、トヨタがさえず、ファナック、SUMCO、キヤノンも下落している。
半面、東エレクが買われ、ソニー、村田製はしっかり。任天堂は反発。ソフトバンクGが値を上げ、ファーストリテ、ファミマ、リクルートHDは小幅高となっている。
テクニカル的にはグロバルリン(3486)、ゼンショー(7550)、平和不(8803)、パスコ(9232)、ナルミヤ(9275)が動兆。