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値下がり優勢、米市場で長期金利の上昇を背景に
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、米市場で長期金利の上昇を背景に

 
東証グロース市場は前日の米市場で長期金利の上昇などを背景にハイテク株が下落した流れで新興市場でも売りが先行した。
グロースCore、グロース250はともに軟調。東証グロース市場250指数の前引けは前日比6.11ポイント(0.81%)安の744.13だった。
グロース市場ではフロンテオ、カバー、QPS研究所が下落した。一方、インフォR、JTOWER、ネットスターズが上昇した。
値上がり銘柄数160、値下がり銘柄数347と、値下がりが優勢だった。
 
25日に東証グロース市場に上場したイシンは上場2日目のきょう、公開価格(1080円)の2.1倍にあたる2234円で初値を付けた。前引けは2160円だった。
 
きょうは4社がグロース市場に新規上場した。エルイズビーは公開価格(1188円)を30.72%上回る1553円で初値を付け、前引けは1600円だった。ハッチワークは公開価格(2160円)を30.32%上回る2815円で初値を付け、前引けは制限値幅の上限(ストップ高水準)にあたる3315円だった。ソラコムとJSHは買い気配のまま前場は初値が付かなかった。
 
個別では、ネットスターズがストップ高。ファンデリーは一時ストップ高と値を飛ばした。GMO TECH、日本動物高度医療センター、INFORICHなど4銘柄は昨年来高値を更新。ACSL、FIXER、ブランディングテクノロジー、サクシード、さくらさくプラスが買われた。
 
 一方、ハイブリッドテクノロジーズ、ブライトパス・バイオ、ステムリム、ドリーム・アーツ、STGなど6銘柄が昨年来安値を更新。イーエムネットジャパン、FRONTEO、デジタリフト、地盤ネットホールディングス、シャノンが売られた。