兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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もみ合い展開か
【オープニングコメント】
もみ合い展開か


11日の日経平均株価は、手がかり材料に乏しいなか、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8700円−2万9100円。
NYダウ平均は19ドル高の34466ドルで取引を終えた。強い米CPIを受けても米国株が上昇したことで、日本株も連れ高の展開を予想する。
ダウ平均は300ドル近く上昇したところからは値を消している。そのため、値幅は限られるだろう。米長期金利は低下したが、指標は強かったことで、翌週のFOMCで何らかの政策変化が示唆されるとの警戒はくすぶる。売り材料には乏しいためプラス圏で推移するとみるが、上値を積極的に追うほどの動きにもならないと考える。
週末要因から手じまい売りで上値は重そうだが、一方で、新型コロナワクチン接種拡大による、景気回復への期待感が支えとなりそう。
6月限株価指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)値算出日にあたるが、市場推定値が意識される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(10日は109円54−56銭)、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の前半(同133円20−24銭)と、やや円高方向にある。
 
シカゴ日経平均先物9月限の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比20円高の2万8940円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■テンポスホールディングス <2751>
前期経常が上振れ着地・今期は53%増益へ。
 
■神島化学工業 <4026>
今期経常は15%増益、6円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.62%にあたる14万8000株(金額で2億3754万円)を上限に、6月11日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■ラクスル <4384>
今期営業を一転黒字に上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
 
■トビラシステムズ <4441>
上期経常は33%増益で上振れ着地。
 
■イード <6038>
ジゴワッツと共同開発した自動車用スマートロック「バーチャルキー」が、J-ウィングレンタリースが運営する非接触非対面の「スカイレンタカー・スマートサービス」に1000台導入予定。
 
■アイモバイル <6535>
8-4月期(3Q累計)経常は52%増益・通期計画を超過、今期配当を70円増額修正。
 
■積水ハウス <1928>
2-4月期(1Q)経常は17%増益で着地。
 
■夢みつけ隊 <2673>
東証が11日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
 
■フーバーブレイン <3927>
5月売上高は前年同月比66.4%増。
 
■ソースネクスト <4344>
KDDI <9433> が保有するソラコム株式を取得する。
 
■ファンペップ <4881>
株主優待制度を導入。毎年6月末と12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、自社の「機能性ペプチド」を配合した商品などを割引価格で提供する。
 
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
11(金)
【国内】
メジャーSQ
4-6月期法人企業景気予測調査(8:50)
《決算発表》
神戸物産、エイチ・アイエス、三井ハイテ、クミアイ化、ヤーマン、ソフトウェアサー、JMHD、シーイーシー、スマレジ、オハラ、シーアールイー、HEROZ、丸善CHI、gumi、J.S.B.、エイチーム、 プロレド、稲葉製作、Bガレージ、イトクロ、フリービット、ギグワークス、MacbeeP、トーホー、アスカネット、トーエル、CAICA、REVOLUTI、さくらさ、カラダノート、バルニバーヒ、フロンティアI、モルフォ、SKIYAKI、シャノン、VALUENEX、アールプランナ
 
【海外】
G7首脳サミット(英コーンウォール、〜6/13)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。