兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

値下がり優勢、地政学リスクへの警戒
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、地政学リスクへの警戒

 
東証グロース市場はインフレや中東の地政学リスクへの警戒などから12日に米株式相場が下落。個人の投資家心理が悪化し、国内の新興銘柄にも売りが及んだ。
市場では「東証プライム市場の大型株と比べて資本効率改善や円安効果などの好材料が乏しいため、新興株に関心が向きにくい」との声があった。
グロース250とグロースCoreは続落。
東証グロース市場250指数は、前週末比5.57ポイント(0.81%)安の681.80となり、1月18日の年初来安値(685.90)を下回った。
 
グロース市場ではカバーやカウリスが下落した。一方、QPS研究所が商いを伴って制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われた。エヌピーシーも上昇した。
値上がり銘柄数132、値下がり銘柄数378と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではデータセクション、QPS研究所がストップ高。バルニバービ、G-FACTORY、GMOリサーチ、クリーマ、アジアクエストなど10銘柄は年初来高値を更新。リックソフト、Globee、クックビズ、ジェイフロンティア、コパ・コーポレーションが買われた。
 
 一方、アスタリスクがストップ安。BeeX、バリュエンスホールディングスは一時ストップ安と急落した。イオレ、クリアル、夢展望、アズーム、スタジオアタオなど60銘柄は年初来安値を更新。ARアドバンストテクノロジ、GA technologies、トラース・オン・プロダクト、アジャイルメディア・ネットワーク、アイデミーが売られた。