上値の重い展開か
上値の重い展開か |
昨日大きく下落していたテクノロジー株へは、いったんは自律反発が意識される格好となった。日経平均は前場半ばに2万3234円96銭と上げ幅を縮める局面もみられたが、その後はアジア市場の底堅い動き等も安心感につながると、後場には2万3468円56銭まで上げ幅を広げる局面もみられた。
明日以降もリバウンドが継続してくるようであれば、グロース株への物色継続といった見方にもつながるため、もう一段の日経平均の上昇を見極めたいところである。
東証1部の騰落レシオ(25日)は2/18現在で72%まで低下しており、足元は全体的に下値が買われやすいタイミングにある。TOPIXは前日陰線にはらむ十字足に近い足となり、このまま反発基調を強められるかどうか、日経平均は雲上への回復なるかが注目される。
明日20日は上値の重い展開か。新型肺炎を巡っては、足元で中国での感染拡大のペースが鈍っているが、国内では徐々に感染者が増えており、その動向は引き続き注視される。企業業績への悪影響を見極める必要もあり、リスクを引きずったままの状況では、積極的な買いは期待しにくいところか。
■テクニカル・ポイント(19日現在)
23941.39 ボリンジャー:+1σ(25日)
23896.64 ボリンジャー:+1σ(26週)
23678.68 13週移動平均線
23594.90 25日移動平均線
23582.38 6日移動平均線
23564.49 均衡表転換線(日足)
23513.34 均衡表雲上限(日足)
23501.96 75日移動平均線
23445.94 均衡表基準線(日足)
23445.94 均衡表転換線(週足)
23412.14 ボリンジャー:-1σ(13週)
23400.70 ★日経平均株価19日終値
23398.36 均衡表雲下限(日足)
23248.40 ボリンジャー:-1σ(25日)
23145.61 ボリンジャー:-2σ(13週)
22971.94 新値三本足陰転値
22955.13 26週移動平均線
22901.91 ボリンジャー:-2σ(25日)
22879.07 ボリンジャー:-3σ(13週)
22555.42 ボリンジャー:-3σ(25日)
22181.28 200日移動平均線
22144.86 均衡表基準線(週足)
22013.63 ボリンジャー:-1σ(26週)
21698.33 均衡表雲上限(週足)
ローソク足は上下にヒゲを出し胴体の短い陽線を引き、短期的な売り買いの拮抗状態を窺わせた。ただ、ザラ場高値は下向きの5日線やその下を走る75日線を下回り、下降トレンド継続を示唆している。
一目均衡表では終値が雲下限をわずかに上回ったが、遅行線は弱気シグナル発生を継続した。ボリンジャーバンドでは、中心線と-1σで形成するレンジのほぼ中央で引け、売り手優位の形状を保った。