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値上がり優勢、投資家心理の好転
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、投資家心理の好転

 
東証グロース市場は、米長期金利の低下を背景に、前日の米株式市場でハイテク株が堅調だった流れを引き継ぎ、国内の新興企業向け市場でも主力株の一角に買いが入った。15日の日経平均株価が大幅高で推移したのも投資家心理の好転につながった。
グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は4.39%高となった。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、グロース市場は買いが先行した。昨日の海外市場で低下した米長期金利が今日も落ち着いた推移となったことに加え、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は昨日まで揃って3日続落となっていたこともあり、押し目買いも入りやすかった
東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反発、終値は前日比19.37ポイント(2.88%)高い691.74だった。
 
東証グロース市場では、カバーやフリー、ビジョナルが上昇した。一方、ファーストAやバンクオブイ、バイセルは下落した。
値上がり銘柄数298、値下がり銘柄数235と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、シェアリングテクノロジー、ヘッドウォータース、ジィ・シィ企画、プレイド、ヌーラボなど10銘柄がストップ高。メンタルヘルステクノロジーズは一時ストップ高と値を飛ばした。スマレジ、HENNGE、テックポイント・インクなど4銘柄は年初来高値を更新。Welby、エフ・コード、SERIOホールディングス、BBDイニシアティブ、INFORICHが買われた。
 
 一方、イオレ、フーバーブレイン、コンヴァノ、マイクロアドがストップ安。BlueMeme、アイズ、みらいワークス、リファインバースグループ、クオルテックは一時ストップ安と急落した。ケアネット、アミタホールディングス、ソフトフロントホールディングス、トランスジェニック、アマガサなど59銘柄は年初来安値を更新。ウェッジホールディングス、CS−C、G−FACTORY、グリッド、ブランジスタが売られた。