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ダウ85ドル高と続伸、主要３指数が最高値、原油高を好感
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【市況】ダウ85ドル高と続伸、主要３指数が最高値、原油高を好感 |
ナスダック総合株価指数は同18.204ポイント高の6624.005で終えた。S&P500種株価指数とあわせ、主要３指数が過去最高値を更新した。
10月NY連銀製造業景気指数が予想を大幅に上振れ買いが先行した。原油相場の上昇が好感されたほか、ハイテク株を中心に買いが広がったものの、今週から本格化する7-9月期の主要企業決算を見極めたいとの思惑も広がり、上値は限られた。
証券会社が投資判断を引き上げたアップルが上げ、前週に軟調だった金融株が買い戻され相場を押し上げた。
また、米長期金利が上昇し、利ざや拡大観測からJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が上げ、相場をけん引した。
ダウ平均は取引終了にかけて上げ幅を広げ、この日の高値圏で終えた。
セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や銀行が上昇する一方で食品・生活必需品小売や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
個別では、証券会社が目標株価を引き上げた銀行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)が買われた。中東情勢の緊迫化を背景とした原油高を受け、シェブロンなど石油関連株も堅調だった。
決算発表を控えるオンライン動画配信のネットフリックス(NFLX)の好業績を予想して、SNSのフェイスブック(FB)、アマゾン(AMZN)、アルファベット(GOOGL)など動画関連の主要ハイテク株に買いが広がった。
一方、百貨店のノードストローム(JWN)は株式非公開化の一時凍結を発表し、下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は数百名の社員を解雇したことが明らかとなり、軟調推移となった。
最高投資責任者（CIO）の取締役退任を発表した総合小売りのシアーズ・ホールディングスは急落した。
ＮＹダウ工業株30種（ドル）
22,956.96＋85.24
S&P500種2,557.64＋4.47
ナスダック
6,624.005＋18.204
米10年債利回り（％）
2.3052 +0.025
米2年債利回り（％）
1.542 +0.045
ＮＹ原油（ドル/バレル） 51.87±0.00
円・ドル112.12 - 112.13 ＋0.40
【シカゴ日本株先物概況】シカゴ日経平均先物は６営業日続伸した。12月物は前週末比95円高の２万1335円で引け、同日の大取終値を65円上回った。
東京市場で日経平均株価が21年ぶりの高値を付けたうえ、米株式市場で主要指数が過去最高値を更新し、買いを支えた。円相場の反落も支援材料だった。この日の12月物高値は２万1350円、安値は２万1195円。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
21335 ( +65 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
21370 ( +100 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7526.97（－8.47）
FTSE100種総合株価指数は小幅続落。前週末終値に比べ8.47ポイント安の7526.97で引けた。構成銘柄の約６割が下落した。
日中を通して低調な取引だった。医療機器メーカーのコンバテック・グループが急落し、指数を押し下げた一方で、銅価格の大幅上昇を追い風に主力の鉱業株が買われ下値を支えた。
コンバテック・グループは急落して始まった後、さらに売りが膨らみ結局３割近くの下落と最安値で引けた。供給問題で通期収益の伸び率見通しを下方修正したことが売り材料視された。
半面、鉱業株が軒並み上昇した。アントファガスタや資源商社のグレンコア、BHPビリトンの上げが目立った。中国の需要増加の期待から銅価格が大幅高となったことが買い手掛かりになった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 13003.70（＋11.83）
ドイツ株式指数（DAX）は続伸。先週末に付けた最高値を更新した。終値は前週末比11.83ポイント高の13003.70だった。
化学のバイエルが高かった。航空のルフトハンザも上げた。エア・ベルリンに続き、アリタリア航空の一部事業買収を検討していると一部メディアが伝えた。
一方で事業再編が伝わった工業用ガスのリンデのほか、ハイデルベルクセメント、放送大手のプロジーベンザット１メディアが安かった。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 5362.88（＋11.14）
欧州の主要株式市場では、スペインのIBEX35が同0.75％下落した。