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上値の重い展開か

上値の重い展開か
 
 
6日の日経平均が小幅続伸。終値は前日比51円高の2万3303円と2日連続で年初来高値を更新した。
前日の米国株が堅調だったことや円安維持を好感して買いが先行した。
開始直後には100円を超える上げ幅を示現した。しかし、その後は高値警戒感から伸びを欠く展開。中国株が軟調に推移したことも買い方を少し慎重にさせた要因となった。
 
明日7日の日経平均株価は上値の重い展開か
米中協議の進展期待は根強いものの、市場では「相当織り込んでおり、さらなる支援材料がないと買い進む流れになりにくいのではないか」との声が聞かれた。また、月内に署名の可能性がある「第1段階」の合意について内容を見極めたいとの空気も漂っている
 
明日も決算を材料に個別の物色が活況となるだろう。
引け後にソフトバンクGが決算を発表しているが、上期は営業赤字に転落した。業績悪化懸念から直近まで下げ基調が続いていたが、悪材料出尽くしとなるかが注目される。
また、あすはトヨタが取引時間中に決算を発表予定。
きょうも年初来高値を更新しているが、決算を受けて一段高となるようなら、大型株優位の様相が一段と強まると考える。
 
 
■テクニカル・ポイント(6日現在)
 
24394.26  ボリンジャー:+3σ(13週)
24015.38  ボリンジャー:+3σ(25日)
23677.73  ボリンジャー:+3σ(26週)
23534.23  ボリンジャー:+2σ(13週)
23422.05  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
23251.99  ★日経平均株価6日終値
 
22957.18  ボリンジャー:+2σ(26週)
22952.39  6日移動平均線
22893.21  均衡表転換線(日足)
22828.71  ボリンジャー:+1σ(25日)
22799.81   新値三本足陰転値
22674.20  ボリンジャー:+1σ(13週)
22302.27  均衡表基準線(日足)
22255.39  均衡表転換線(週足)
22236.64  ボリンジャー:+1σ(26週)
22235.38  25日移動平均線
21814.17  13週移動平均線
21719.64  均衡表基準線(週足)
21698.33  均衡表雲上限(週足)
21642.05  ボリンジャー:-1σ(25
 
ローソク足は5日線上で推移。下ヒゲを伴う陰線を引き、売り買いの拮抗状態を窺わせた。一目均衡表では、転換線と基準線が上向きをキープ。
遅行線は株価との上方乖離幅を拡大し、強気シグナルが鮮明になった。
RSI(14日ベース)は88.38%(昨日89.56%)と過熱圏にとどまったが、5日線や25日線が上昇しており、明日も反動安リスクを抱えながらも買い手優位の地合いが継続しよう。