兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

値下がり優勢、運用リスクを避ける動き
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、運用リスクを避ける動き

 
東証グロース市場は米利下げ開始時期の先送り観測を背景に10日の米市場では金利上昇と株安が進んだ。新興市場銘柄の割高感が意識されやすくなったことも重荷となり、運用リスクを避ける動きが優勢だった。グロース250とグロースCoreは軟調。
東証グロース市場250指数の前日比10.50ポイント(1.49%)安の691.87だった。
グロース市場ではQPS研究所やジーエヌアイが下落した。一方、エヌピーシーやFFRIは上昇した。
値上がり銘柄数121、値下がり銘柄数393と、値下がりが優勢だった。
 
きょうグロース市場に上場したハンモックは午前に公開価格(2060円)を100円(4.85%)上回る2160円で初値をつけた。前引けは初値比6円(0.27%)高い2166円だった。
 
個別ではデータセクション、Welby、エヌ・ピー・シーがストップ高。プラッツは一時ストップ高と値を飛ばした。ASJ、ツクルバ、バルニバービ、FFRIセキュリティ、トラース・オン・プロダクトなど11銘柄は年初来高値を更新。CRGホールディングス、リベロ、キッズウェル・バイオ、プロパティデータバンク、ファインズが買われた。
 
一方、ジェイフロンティア、アズーム、ティアンドエス、サインド、バルテス・ホールディングスなど27銘柄が年初来安値を更新。Kudan、プログリット、アジャイルメディア・ネットワーク、売れるネット広告社、サンクゼールが売られた。