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反落スタート、配当落ちと利益確定売り
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、配当落ちと利益確定売り
【寄り付き概況】
 
28日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比438円31銭安の4万0324円42銭。
 
前日の欧州株市場では主要国の株価がほぼ全面高で、独DAXは7日続伸し最高値更新が続いている。米国株市場でもNYダウが500ドル近い上昇で史上最高値に肉薄、機関投資家がベンチマークとして重視するS&P500指数は最高値を更新した。
欧米株高は東京株式市場にも追い風となりやすいが、きょうは配当権利落ちに伴う下げ圧力が働くほか、外国為替市場では政府・日銀の介入思惑から円高方向に振れており、日経平均の上値は重くなっている。きょうは4万円トビ台で売り物をこなす展開が想定されるだろう。
 
配当の権利落ち影響が日経平均を264円74銭下押しする。前日に財務省の神田真人財務官は終了後に「行きすぎた動きにはあらゆる手段を排除せずに適切な対応をとる」と述べ、足元の円安・ドル高をけん制したことも輸出関連に重荷となっている。
 
寄り付き直後の売り一巡後は下げ渋っている。前日の米株式市場で主要株価指数が上昇した流れが支援材料になっている。日本株の根強い先高観を背景に押し目買いも入った。
 
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
 
個別では、アドテストや東エレクが売られている。三菱UFJ、トヨタも安い。一方、三菱重や富士フイルムは買われている。住友不や三井不など不動産株が高い。