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反落スタート、米ダウ安で売り先行
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、米ダウ安で売り先行
【寄り付き概況】

25日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前週末比89円47銭安の4万0798円96銭。
 
寄り付きは主力株をはじめ広範囲に利益確定の売りが優勢となり、日経平均の上値を押さえる展開。前週末の米国株市場でNYダウが300ドルあまりの下落を示したことを受け、買い手控え感が意識されやすい。また、前週末までの4営業日合計で日経平均は2000円以上の上昇をみせたこともあり、足もと持ち高調整の売り圧力が拭えない。
 
ただ、個別株の物色意欲は旺盛で、今週27日に3月権利取り最終日を控え、駆け込みでの配当権利取りを狙った買いなども下値を支える可能性があるだろう。
 
外国為替市場では円安・ドル高の進行に一服感が出ている。財務省の神田真人財務官は25日朝、足元の円安進行について「行きすぎた変動に対してはあらゆる手段を排除せずに適切な行動を取っていきたい」と記者団に述べた。政府・日銀による円買い介入への警戒感もあり、トヨタやホンダなど自動車株には売りが出ている。 
 
一方、米ハイテク株の上昇は相場の支えだ。22日の主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は上昇で終えていた。米半導体のエヌビディア株も堅調で、アドテストやレーザーテクには買いが入っている。
 
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
 
個別では、ファストリやソニーG、HOYAが下落している。一方、安川電やメルカリ、味の素が上昇している。