兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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相場概況(前引け)
小幅続伸、朝安後持ち直すも上値重い
東京株式(前引け)=小幅続伸、朝安後持ち直すも上値重い

13日午前の日経平均株価は小幅に続伸し、午前終値は前週末比14円48銭(0.04%)高の3万8243円59銭だった。   きょう前場は方向感の定まりにくい展開で、日経平均株価は前週末終値をはさみ右往左往する地合いに。一時フシ目の3万8000円台を下回る場面もあったが、その後は持ち直し、前引けは小幅ながらプラス圏で着地している。 ただ、上値は重い。前週末の欧州株市場が全面高に買われ、米国株市場でもNYダウが8日続伸と上値追いを続けているが、日本株は機関投資家とみられる持ち高調整の売りに押され、これに追随する動きとはなっていない。 ...

東証スタンダード(前場)
値上がり優勢、買い戻しの動き
【市況】東証スタンダード(前引け)=値上がり優勢、買い戻しの動き

東証スタンダード市場は 寄り付きから買い戻しの動きが出て小幅高となった。 スタンダードTOP20は反発。出来高2億9806万株。 値上がり銘柄数730、値下がり銘柄数675と、値上がりが優勢だった。   個別ではアップルインターナショナル、ブロードメディア、木村工機、santec Holdings、ヨネックスがストップ高。アルファは一時ストップ高と値を飛ばした。中広、ツカダ・グローバルホールディング、ウェルネット、ジャパンフーズ、アスモなど41銘柄は年初来高値を更新。エスライングループ本社、ピクセルカンパニーズ、尾家産業、元気寿司、...

東証グロース(前場)
売り買い拮抗、好業績銘柄に買い
【市況】東証グロース(前引け)=売り買い拮抗、好業績銘柄に買い

東証グロース市場は決算や業績見通しの良好な銘柄への買いが支えとなった。 グロースCoreは反落した。 東証グロース市場250指数は小幅に反発した。前引けは前週末比0.23ポイント(0.04%)高の650.46だった。   グロース市場では弁護士COMが上昇。トライアルやカバーも高い。一方、売れるネットやソラコムは下落した。 値上がり銘柄数254、値下がり銘柄数252と、売り買いが拮抗した。    個別ではcoly、コパ・コーポレーションが一時ストップ高と値を飛ばした。ASJ...

相場概況(寄り付き後)
反落スタート、上値重い地合い続く
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、上値重い地合い続く

【寄り付き概況】   13日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前週末比17円50銭安の3万8211円61銭。   前週末の欧州株市場は全面高様相となり、ドイツと英国の主要株価指数が足並みを揃えて史上最高値更新を継続。米国株市場でも前週末はNYダウが8日続伸で史上最高値まで300ドル弱に迫る勢いとなっている。   また、ナスダック総合株価指数はわずかにマイナス圏で着地したものの、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は反発した。外国為替市場では円安基調が維持され...

カタリストコメント
03_katakome41.jpg 「東電を信用買い?の歴史」
「東電を信用買い?の歴史」

「東電を信用買い?の歴史」 「NYダウは8日続伸、サイコロ10勝2敗」 週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。 「来週の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)待ち」との相変わらずの陳腐な解釈。 NYダウは8連騰。 アトランタ地区連銀のボスティック総裁。 「インフレ率の低下が緩やかであっても、FRBは年内に利下げする公算が大きいと」と発言。 ダラス地区連銀のローガン総裁。 「FRBの政策金利は現在、インフレ率の2%目標回帰に向けて十分制約的であるかは不明で、利下げは時期尚早」と発言。 5月のミシガン大学消費者信頼感指数(速...

株価材料NEWS
【株価材料NEWS】
【株価材料NEWS】

[株価材料]     ■ソフトバンクG<9984> 「AI革命」に10兆円 最新技術融合 主力事業に   ■味の素<2802> 畜産の温暖化ガス1割減 飼料用に栄養剤   ■東宝<9602> 映画の配給本数4割減 働き方改革で量より質   ■機密資格法が成立 宇宙やAI 国際協業に道    ■東京エレクトロン<8035>...

相場展望(寄り付き前)
上値の重い展開か
【オープニングコメント】
上値の重い展開か

  13日の東京株式市場は、上値の重い展開か。 日経平均株価の予想レンジは、3万8000円-3万8400円を想定。(10日終値3万8229円11銭) 米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇し、ナスダックが下落した。ダウ平均は125ドル高の39512ドルで取引を終えた。     前週末10日の日経平均株価は、買い先行後に戻り待ちの売りに押され上げ幅を縮小して取引を終えた。手がかり材料難のなか、引き続き、好業績銘柄への個別物色が中心になりそう。 ...

毎日コラム
【チャートの見方】最初はローソク足だけで十分!

投資家の皆さんの多くが売買に必要・参考とするチャート。 
横文字にすることで高級そうに見えますが、元は罫線屋と呼ばれる人が、兜町の片隅でレース場の予想屋さんのように銘柄を書いた紙を売っていたものだそうです。 
そもそも日々の実績を罫線に、今ならグラフ上に置いただけのものです。 
なぜかそこに「確実な未来が見える」と思うから、おかしくなるのです。 
為替と日経平均も同様でしょう。 

そこにあなたの未来を賭けないことです。 
そしてデイトレーダーを目指すわけではありませんから、チャートは1日1回見ればいいでしょう。大きな流れは週足、売買のタイミングは日足を確認しましょう。
 

チャートは4本値(始値・高値・安値・終値)のローソク足からなっています。 
日足チャートだったら、始値は寄り付きで付いた価格、高値はその日最も上げた時の価格、安値は反対に最も下げた時の値で、終値が大引けの時の値です。 
朝の寄り付きよりも、夕方の引けのほうが株価が高ければ白(パソコン上だと赤が多い=陽線)、安ければ黒(パソコン上だと青が多い=陰線)で色分けされています。 
こうした1日の大まかな動きが、1本のローソク足で示されます。
 

週足だったら1週間の動きが1本、月足だったら1か月の動きが1本になります。 

横ケイが時間軸、縦ケイが価格(株価)で、左から右に時系列で日々の実績があらわされています。 
これはつまり、単なる事実の集積です。 

チャートから未来を占うのではなく、あくまで現在の位置を確認することが、正しい使い方だと思います。 
ここだけを間違えなければ良いでしょう。 

【株式名言】 
二度に買うべし、二度に売るべし 


毎日コラム
株式投資で重要なこと

吉田兼好法師の「徒然草」。
学校などで習うひとつが「高名の木登り」。
これも実は株式投資に役立つことがあります。
高いところから降りてきて、もうすぐ地上というところまで降りてきた人に名人が初めてかけた言葉は「気をつけよ」。
その理由は「高く危ないところでは自分で注意しています。失敗は簡単ところになって起こるものです」。
例えば、株価の低迷時には相当気をつけてウリカイのタイミングや銘柄を選ぶのに、株価が上昇してくると「安易な売買」や「雑な銘柄選択」をしがちなもの。
あるいは持ち株の売りこそ神経質に行いたいもの。
そういう意味では戒めとして心に残しておきたい一節になります。
 
株式投資で重要なのは「ケア」あるいは「注意」。
それぞれの指標や動きを気にかけること。
株価材料は、平等に目の前を通り過ぎていきますが、其の意味に気がつくか気が付かないかの差は大きいもの。
この日々の材料吟味に指標のチエックという作業が加わります。
225採用銘柄のPER(株価収益率)や予想株式益回り。
移動平均線からの乖離。火曜発表の信用残、水曜発表の裁定残などの推移と比較。
単純な作業に過ぎませんが日々各種の数字を追いかけることで、見えてくるものがある筈です。
 
かつての証券界に生息していた先輩たちも鉛筆で罫線を引いてそこから得るものがきっとあったことでしょう。
今はパソコンで罫線は自由自在に操作できますから相当な時間の節約になります。
さらに言えば、「わからないことはわからない」として人に聞いたりして調べることも重要。
「わかったふりしていつまでもわからない」が最悪です。

実際、企業取材の現場では自分が納得いかない時はトコトン聞いてくることにしています。
結構突っ込んで聞くことで見えてくるものもあるような気がしてなりません。アッサリは格好良いのですが、貪欲なしつこさの方が株式相場では役に立ちます。
森羅万象が自分にも市場にも通じることになってくることでしょう。
 
そう考えると、株式市場というのは、こよなく楽しく面白い知的活動の場に変貌してくるに違いありません。もちろん、この楽しみの境地に至るまでには相当な時間の鍛錬が必要かも知れません。
 

NY株/欧州株概況
8日続伸125ドル高、年内利下げ期待で
【市況】8日続伸125ドル高、年内利下げ期待で

10日のNYダウ工業株30種平均は8日続伸し、前日比125ドル08セント(0.31%)高の3万9512ドル84セントで終えた。 週間の上げ幅は837ドルと2023年12月中旬以来の大きさだった。 ダウの直近8営業日の上げ幅は1700ドルに迫った。足元の米雇用情勢の軟化を受け、FRBが年内2回の利下げを実施するとの見通しが引き続き相場を支えている。 一方、翌週に控える4月の米消費者物価指数(CPI)の内容を見極めたいとの思惑に加え、インフレ再燃への警戒感も相まって、ダウの上値は抑えられた。   前...

毎日コラム
【重要】株価急落時の心構え

株価が上昇していた時に利食い、下がりはじめでロスカットしていたので急落があっても大丈夫だった。 
これが理想です。 

しかし、予期せぬ急落にあった時にはどうするか。 
最近の市場の傾向として、下げる時は急激に下げます。 
しかも、世界規模で下がることもあります。 
機械取引の功罪ともいわれていますが、売りに売りが浴びせられます。 
ニュースでは、「アメリカの通商政策」とか「中国マーケットの急落」とか、はては中東問題までもが理由として語られますが、真相は誰にもわかりません。 
時折遭遇する課題です。 

一番重要なのは、リーマンショックの時も東日本大震災の時も、そしてブレグジット急落やトランプ選挙急落の時も一緒でした。 
踊らない、騒がない、あわてない」。 
そして「諦めない」でした。
 

人生と同じで、株式市場もどこかで辻褄を合わせているのが歴史です。 
上げの次に下げが来て、そしてまた上がるのが株。 
加えて「下げなきゃ株は上がれない」のです。 

ですから急落はチャンス。 
TVで株価暴落は伝えますが、株の高騰はほとんど絵になることがありません。 
上がるときはひっそりと元の水準に戻っているのです。 
ニュースで報じるような急落があったら、それこそ次の機会へのチャンスと考えましょう。 

ただ、証券口座にある全資産を株にしておくと、急落には対応できません。 
いつでも現金ポジションは持っておきましょう。 

どんな急落でも、いずれは上昇に変えるパワーが株にはあります。 
そしてその急落の原因を解決する叡智が人間にはあるはずです。 
だから「株は永遠に下がり続けないし、上がり続けない」のです。 


【株式名言】 
暴落相場の赤札銘柄は買い