毎日コラム


多くの投資家さんにとって「明日上がる」ということは重要なことなのでしょうか。
昭和の時代の証券マンなら、今日買った株を明日利食って別の株を買うという行為は、手数料を収入が増えるベストシナリオで重要なことでした。
しかし、例えばポイント投資などで、本来的に長期的資産形成を行っている人にとって「明日上がる」はほとんど関係ないでしょう。
また、年金運用などでも同様です。
「明日上がる」のではなく、売りたいときに上がっていることこそ重要で、この時間軸の違いは大きいものです。
ですから、市場解釈も「明日上がる」ではなく「何年後には上がっている」。
あるいは「何月には下がっている」というリズムの予測が大切になってきます。
ところが、旧態依然として今日上がれば喜び、明日下がれば悲しむ姿ばかりでその先にある明日への観察眼は少ないです。
明日下げれば、それは明後日への期待ではないのでしょうか。
時間は永遠に続くものです。
その永劫の時間軸で今日明日を論じることは、かなり虚しいことです。

もう一つ気づいておかなければならないことは、「市場は売りたい人で満ちている」ということです。
株価の動きは株を持っている人にとってこそ重要で、当然ながら持っていない人にとって表面上は何の関係もありません。
値動きそのものが、まったく別の世界の出来事のように感じるでしょう。
しかし、株を持っている人にとっては一大事です。
常に高値で売ることを夢見て投資しているのだから当然と言えます。
日本の個人投資家は約1000万人弱と言われますが、その他の約1億人に取って値動きに興味はありません。
この考え方はなかなか腹に落ちませんが、事実でしょう。
だからこそ「一喜一憂は虚しい」ということも出来るのではないでしょうか。
株ちゃんの明日読み

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堅調展開か |
Market Data -------------------------------------------- 【日経平均】 34220円60銭(▲59円32銭=0.17%) -------------------------------------------- 【TOPIX】 2532.12(△3.19=0.13%) -------------------------------------------- 【グロース250】 658.73(▲8.80=1.32%) ---------...
相場概況(大引け)

東京株式(大引け)=59円安と続落も底堅さ発揮、7割近い銘柄が上昇

【大引け概況】 22日の日経平均株価は続落し、終値は前日比59円32銭安の3万4220円60銭だった。 本日のマーケット動画 時間:00:01:17 容量:16.14M ▼音声 VOICEVOX Nemo 過去のマーケット動画はこちら 朝方はリスク回避ムードが拭えない状況でスタートした。前日の米国株市場ではNYダウが900ドルを超える下げとなり、ハイテク株中心に売られたことから、ナスダック総合株価指数の下落率はダウを上回った。 また、外国為替市場ではドル安・円高が...
相場概況(前引け)

東京株式(前引け)=24円安と続落、米株安で、TOPIXは反発

2日午前の日経平均株価は小幅に続落し、午前終値は前日比24円21銭安の3万4255円71銭だった。 トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)に対して政策金利の引き下げを再び求めたことで、米国の信認が揺らぐとの警戒から前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに急落した。外国為替市場でドル安・円高方向に振れていることなどを受け、リスク回避ムードのなか始まった。 しかし、下値では内需株の一角を中心に底堅く、日経平均はプラス圏で推移する場面もあった。前引けは小幅マイナス圏で着地したものの、TOPIXは小幅上昇して引けている。値上がり銘...
東証スタンダード(前場)

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【市況】東証スタンダード(前引け)=値上がり優勢、方向感に欠ける展開
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東証スタンダード市場は、トランプ大統領によるパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長への解任圧力で混乱し米国市場は大幅安。ただ、前日に一定程度織り込まれていたことから影響は限定的で、方向感に欠ける展開となった。 スタンダードTOP20は小幅安。出来高3億0943万株。 値上がり銘柄数695、値下がり銘柄数610と、値上がりが優勢だった。 個別では、木徳神糧、KLASS、アクセスグループ・ホールディングス、マツモト、ラピーヌが一時ストップ高と値を飛ばした。秋川牧園、大豊建設、巴コーポレーション、カドス・コーポレーション、CDSなど36銘柄は年...
東証グロース(前場)

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【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、米ハイテク株安が重荷
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東証グロース市場は前日の米ハイテク株安が重荷となり、散発的な売りに押された。指数は上げに転じる場面もあったが、新規上場銘柄に個人投資家などの短期資金が流れたこともあって、主力銘柄は総じて軟調だった。 東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比8.71ポイント(1.30%)安の658.82だった。グロースCoreはともに続落。 グロース市場ではカバーやトヨコーが下落した。一方、ゼンムテックやサンバイオは上昇した。 値上がり銘柄数211、値下がり銘柄数343と、値下がりが優勢だった。 22日に東証グロース市場に新...
相場展望(寄り付き前)

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【オープニングコメント】 軟調展開か |
22日の東京株式市場は、続落後も軟調か。 日経平均株価の予想レンジは、3万3900円-3万4500円を想定。(21日終値3万4279円92銭) 休場明けの米国株は下落。ダウ平均は971ドル安の38170ドルと値幅を伴った下げとなった。 現地21日の米国株式が下落したことを受け、売り先行スタートが見込まれる。その後は、手がかり材料に乏しいなか、外部要因に左右されにくい内需関連銘柄への物色が中心になりそう。 為替相場は、ドル・円が1ドル=140円台の後半(21日は140円55-57...
NY株/欧州株概況

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【市況】ダウ続落971ドル安、トランプ氏の利下げ要求を警戒 |
21日のNYダウ工業株30種平均は4日続落し、前営業日の17日に比べ971ドル82セント安の3万8170ドル41セントで終えた。 トランプ氏は先週に続き、21日もFRBのパウエル議長に利下げを迫るメッセージをSNSに投稿。中央銀行であるFRBの独立性が揺らぐとの懸念が高まり、ダウ平均、ナスダックともにほぼ全面安の展開となった。 この日は株に加え、ドルと米国債も売られる「トリプル安」が再燃した。一方で金や、代表的な暗号資産のビットコインが急騰した。 欧州を中心に休場が多く、「市場の流動性が低かった」ことで、一方的な動きに拍車が...
毎日コラム


罫線は紙芝居。
いろんな形があるから魅力的です。
しかし覚えておきたいのは「チャートは昨日までの経緯。そこに明日はない」ということ。
明日のあるチャートというのは、せいぜい一目均衡表くらいのものです。
そして多くの種類がありますから、都合のいいものを持ち出せば、いかようにも説明がつけられます。
ですから、あまり信用しないという考え方もあるのです。

現在から未来を見ることが求められているのに、現在から過去をさかのぼっても、あまり役には立たないでしょう。
それは、人生のやり直しがきかないのと一緒です。
自然体で「過去の値動きはこうだったんだ」と受け止めることです。
罫線をめぐってさまざまな解釈が登場しますが、ほとんどは後付け講釈と思えば良いのです。
我々が求めているのは、あくまでも未来。
しかし、株価が過去―現在―未来と連続している以上、無視することは出来ません。
力んで勉強せずとも、毎日見ていれば自分の見方ができてきます。
それを大切にしましょう。
【株式名言】
高値覚え、安値覚えは損のもと
相場概況(大引け)

東京株式(大引け)=450円安、円高を警戒し利食いの動きに

【大引け概況】 21日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、終値は前週末比450円36銭安の3万4279円92銭だった。 本日のマーケット動画 時間:00:01:19 容量:16.73M ▼音声 VOICEVOX Nemo 過去のマーケット動画はこちら 投資家の様子見姿勢が強いなか、株価指数先物にややまとまった売りが出たことをきっかけに、日経平均の下げ幅は500円を超える場面があった。 朝方から売りが...
東証スタンダード(大引け)

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【市況】東証スタンダード市場(大引け)=売り買い拮抗、利益確定の売り
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東証スタンダード市場は、為替が円高に振れ値下がりした。欧州市場を中心に休場が多かったため海外投資家の動きは鈍く、買いが伸びない中、個人などから前週後半の上昇を受けた利益確定の売りが出て株価を押し下げた。 スタンダードTOP20は小反落。出来高5億3345万株。 値上がり銘柄数715、値下がり銘柄数704と、売り買いが拮抗した。 個別では安永、三栄コーポレーション、ラピーヌがストップ高。ビューティカダンホールディングス、ネクストウェアは一時ストップ高と値を飛ばした。秋川牧園、創建エース、ソネック、大豊建設、巴コーポレーションなど70銘柄は年初来高値を更新...