兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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株価材料NEWS
【株価材料NEWS】
【株価材料NEWS】

[株価材料]     ■インテル 半導体組み立て自動化で国内14社と提携   ■コニカミノルタ<4902> 生成AIシステムで学習支援 チャットでヒント   ■TOPPANHD<7911> エチオピアにパスポート工場   ■日本郵政<6178> 傘下の日本郵便 セイノーHD傘下<9076.T>西濃と全国共同運送   ■日本郵政<...

相場展望(寄り付き前)
堅調展開か
【オープニングコメント】
堅調展開か

  7日の東京株式市場は反発後、堅調な展開か。 日経平均株価の予想レンジは、3万8400円-3万8900円を想定。(2日終値3万8236円07銭) 休場の間の米国株は強い動きとなった。 ダウ平均は6日まで4日続伸。6日は176ドル高の38852ドルで取引を終えた。 売り方の買い戻しも入りやすく、高く始まった後も強い動きが続くと予想する。   日本が連休中に米国株式が上昇したことを受け、買い先行スタートとなろう。SOX(フィラデルフィア半導体株)指数も高いことから、半導体関連株を...

NY株/欧州株概況
4日続伸176ドル高、米利下げ期待
【市況】4日続伸176ドル高、米利下げ期待

6日のNYダウ工業株30種平均は4日続伸し、前週末比176ドル59セント(0.45%)高の3万8852ドル27セントで終えた。   注目の連邦公開市場委員会(FOMC)と雇用統計を先週通過し、この日は主要経済指標の発表もなく手掛かり難となった。前週末3日に公表された低調な4月の米雇用統計を受けて利下げ期待が再び強まり、同日のダウは大幅高で終了。この日もその流れを引き継ぎ、堅調な値動きが続いた。   前週末発表の4月の米雇用統計で雇用者数や賃金の伸びが市場予想を下回った。労働市場の過熱感が薄れ、FRBの利下げ...

毎日コラム
株の保有は覚えられる数で

株式セミナーの終了後に、参加された同世代若しくは先輩の方々が時折、相談に来られる。
相談は大体2種類に分かれる。
1つは、「相続で株を引き継いだけれど、どうしたらよいですか?」
拝見すると、数十銘柄あるのに、株式投資の残骸みたいな銘柄ばかり。
「株式投資したけれど、結局踊っていた」みたいな印象を子供に残していた。

もう一つは、「これだけの持ち株がありますが、どうしたら良いか」。
「数銘柄残してあとは売却したらどうだろうか」と答えると大抵の方は残念そうな顔をする。
ここまでの投資の思い出が凝縮されているからだろうか。
でも思い出と悔しさの中にいても何も前進できない。
 

アレもコレモと手を出したくなるのはわかるが、それが長い目で見ると失敗する原因にもなる。
失敗を活かせないからだ。

だが、投資対象は3600をある。
自分の良く知っている銘柄を5、10、20と増やしていって20銘柄から30銘柄だけを投資対象にするならどうだろう。
「知らない企業の株は扱わない」と割り切ると、楽になると思う。
「この株は以前こういう値動きをしていた」。
また、「この株はこういう材料で株価があがってきた」。
そういう記憶を1つずつ増やすことで、アッという間にその株の通になれる。

目をつけておいたMY30銘柄の中から選んだ5銘柄程度を売買していれば、常に熟知した銘柄をも持つことができる。
関連情報に敏感でいられ、タイミングを見通しやすく、「気付かない間に下がっていた」などのリスクとも無縁だろう。

多くの銘柄の株を持って「どれが下がって、どれが上がっている」という図式の投資法もなくはないが、銘柄数を増やすより、1銘柄あたりの株数を増やすほうが良いだろう。
コレと決めた銘柄のファンになり、下がったらその銘柄を増やしていくほうが、回り道のようでも結局は利益に繋がると思う。

【株式名言】
「二度に買うべし、二度に売るべし」


毎日コラム
勤務中にできなかった「相場が開いている時間」

50代、60代男性の皆さん。
特に60代の皆さんは、朝早くに家を出て、夜暗くなってから帰宅する。
そんな生活リズムの中で、忘れていたことはないだろうか
60代になって、仕事の第一線から退いたら、朝からゆっくりテレビを見ることが可能だろう。ゴルフ好きの方は、マスターズの最終日を月曜の朝からリアルで見ることできる。

そして、日本の株式市場は、朝の9時からタ方の3時まで開いている。
この6時間は、実に変化に富んだ時間帯なのだ。
なぜなら、多くのことをリアルに反映してくれるのが株式市場だからだ。

朝の時間帯は、前日の午後3時以降に起こったこと、例えば夜の間の世界の出来事を世界で一番最初に反映しています。
経済ばかりでなく天災地変も反映している。
そして9時の寄り付きからから3時の大引けまでの「場」の時問帯は、日本中だけでなく世界中の投資家が東京株式市場の変動を注視している。
 

仕事をする以上に真剣に向かい合えるのが株式市場とも言えるだろう。

しかも……
株価に大きな変動があれば、お昼や夜のニュースで必ず報道している。
自分が世界の真ん中にいるような気にもなれるだろう。
これこそが「株式投資の醍醐味」なのだ。
株式市場は世相を映す鏡みたいなもの。
そこにリアルに参加できるって結構ワクワクするのではないか。

昼の時間帯をどう使おうと自由なのが、60代からの特権だろう。
社会と長年付き合ってきたシニアにふさわしいのは、社会の真ん中にいつまでもい続けることだろう。
3時に「場」が引けた時の充足感は、何ものにも代えがたいもの。
これが月曜から金曜の平日に続くのだから「毎日が日曜日」とは無縁の世界にるだろう。

【株式名言】
もうはまだなり まだはもうなり


毎日コラム
「明日上がる」は重要か
 
多くの投資家さんにとって「明日上がる」ということは重要なことなのでしょうか。
昭和の時代の証券マンなら、今日買った株を明日利食って別の株を買うという行為は、手数料を収入が増えるベストシナリオで重要なことでした。

しかし、例えばポイント投資などで、本来的に長期的資産形成を行っている人にとって「明日上がる」はほとんど関係ないでしょう。
また、年金運用などでも同様です。

「明日上がる」のではなく、売りたいときに上がっていることこそ重要で、この時間軸の違いは大きいものです。

ですから、市場解釈も「明日上がる」ではなく「何年後には上がっている」。
あるいは「何月には下がっている」というリズムの予測が大切になってきます。

ところが、旧態依然として今日上がれば喜び、明日下がれば悲しむ姿ばかりでその先にある明日への観察眼は少ないです。
明日下げれば、それは明後日への期待ではないのでしょうか。
時間は永遠に続くものです。
その永劫の時間軸で今日明日を論じることは、かなり虚しいことです。

 


もう一つ気づいておかなければならないことは、「市場は売りたい人で満ちている」ということです。
株価の動きは株を持っている人にとってこそ重要で、当然ながら持っていない人にとって表面上は何の関係もありません。
値動きそのものが、まったく別の世界の出来事のように感じるでしょう。

しかし、株を持っている人にとっては一大事です。
常に高値で売ることを夢見て投資しているのだから当然と言えます。
日本の個人投資家は約1000万人弱と言われますが、その他の約1億人に取って値動きに興味はありません。
この考え方はなかなか腹に落ちませんが、事実でしょう。
だからこそ「一喜一憂は虚しい」ということも出来るのではないでしょうか。